セントラル建設 専門家の介護コラム イメージイラスト

専門家の介護コラム

コラムテーマ

介護の現場から3 ~高齢者の「肺炎」とは?~

2010年11月01日

Kanekuコーポレーション  ライフケア事業部
川嶋 克之


■「肺炎」とは?
肺炎は、癌・心臓病・脳血管疾患に続く、日本人の死亡原因における第4の病気であるとともに、死亡者の95%を高齢者が占めます。
肺炎とは、気管を通じて肺に進入したウィルスや細菌などに感染して炎症を起こした状態を指します。高齢者がかかりやすい病気の一つであり高齢者人口が増加するに従って、患者数も増える傾向にあります。


■肺炎の種類
肺炎には次の3つのタイプがあります。
1.市中型肺炎
元気な方や健康な方でも風邪やインフルエンザに罹患したのをきっかけに併発し、誰でも起こりうる肺炎です。但し、細菌性か非定型かを特定した上で使用する薬が変わってきます。
2.院内型肺炎
糖尿病などの疾患があったり、ステロイドを用いた治療や免疫抑制剤などを使用している方が、入院中に原因菌に感染して併発します。抵抗力や免疫力が低下した方が併発しやすく注意が必要ですが、院内の予防策により発症が軽減できる肺炎です。
3.誤嚥性肺炎
食べ物や唾液が気管に入ってしまう誤嚥が原因でムセて、吐き出すことが出来ず、異物や細菌が肺に到達して炎症を起こす肺炎で、嚥下障害のある高齢者の方は特に気をつけなければならない肺炎です。


■高齢者にみられる肺炎の症状
1.症状がわかりにくい
熱や痰などの諸症状が現れにくく、高熱が出ず微熱程度だったりします。また不調を自覚できない認知症の方や訴えることが出来ない言語障害の方もおられます。
2.重症化しやすい
高齢者は体力的にも低下しているばかりでもなく、心臓病や糖尿病などの合併症も持つ方も多く、肺だけでなく気管支や細胞までも同時に炎症を起こします。


■肺炎の予防
肺炎にならないための予防は、ワクチン接種し感染を予防することが有効ですが、まずは肺炎の原因となる風邪を悪化させないことです。「風邪は万病の元」と言いますが、うがいや手洗い、温度・湿度の監理など、風邪対策を講じることが大切です。また誤嚥性肺炎は、調理方法や食べる姿勢を工夫することが誤嚥を防ぐことが出来るとともに、気管への菌の侵入を防ぐために口腔ケアを行い、口内の菌を増やさないことが有効です。


■ケアのポイント
外出機会の少ない高齢者に感染を媒介するのは主に家族や介護者です。家族や介護者が普段から自身の健康状態に気を付け、うがいや手洗いをはじめとする予防策を講じることが必要であり、原因菌を持ち込まないことが大切です。


■福祉用具が役立ちます
肺炎患者は胸への圧迫感や息苦しさから、介護ベッドを利用すると体位変換がしやすく、背上げ機能により楽な姿勢を保つことが出来ます。また肺炎により心臓に負担がかかることから、心臓に疾病のある方は下半身にむくみが生じることがあります。そのような場合は足上げ機能を利用することで改善が図られる要素となります。そして背上げ機能を活用して適切な姿勢で食事を摂ると、誤嚥性肺炎の予防になります。


介護コラム

専門家コラム


セントラル建設は、お客様との出会いを大切にし、アフターサービスも行います。どんな小さな事でも構いません、いつでもお気軽にお問い合わせください。

営業時間  8:00~18:00(日曜・祝祭日を除く)電話番号0573-26-4114

メールでのお問い合わせはコチラから→ 


ページトップへ